WordPress のアップデートはいつでもしていいの?今すぐアップデートをすべきかどうかの判断をしよう

WordPress を使用していると悩むポイントはメンテナンスやアップデートについてではないでしょうか。

・本当に今すぐやらないとだめ?

・アップデートにはどんな意味があるの?

・アップデートする時にはどんなことに注意すればいい?

こうした疑問や悩みがある方は、ぜひ参考にしてみてください。

【結論】WordPress のアップデートは必ずすべき

結論としては、WordPress のアップデートは常に行なうべきです。

アップデートには、使い勝手の向上や機能的な部分だけでなく、セキュリティ面の改善が含まれていることが多いからです。

つまり、快適で安全に WordPress を使うために行われています。

なので、可能な限り WordPress の管理画面にアップデートのアナウンスが表示されている場合は、対応できる体制にしておくことが望ましいでしょう。

ただし、アップデートが発表されたからといって即座に対応する必要があるかは見極めが必要です。

例えば、メジャーアップデートの場合は大きな変更点が多いことや、アップデートそのものに不具合が発生していることもあります。

こうした場合には、次のマイナーアップデートを待ってから作業を行なうほうがいいこともあるため、状況は常に注視しておきましょう。

※メジャーアップデートとマイナーアップデートとは?

・メジャーアップデート

5.7.X→5.8

6.X→7.0

のように最初の二つの数字が変わるとき(昨日の追加や大きな変更があり、UI の変更が含まれる場合もあります。)

・マイナーアップデート

5.8.2→5.8.3

のように一番下の桁が一つ大きくなる時(セキュリティに対する修正や軽微な機能修正)

アップデートしないとどんなデメリットがあるのか

では、アップデートをしないとどんなことが起こるのかを解説していきます。

機能が古いままで不便・不具合も改善しない

アップデートには、UI の変更や機能追加などの仕様変更が入っていることがあります。

そのため、アップデートをしないと使いにくいままの WordPress を使い続けることになります。

また、ごく稀に発生する不具合(正確な挙動をしない機能)もアップデートで改善されることが多いのですが、ここも対応しないことで使いにくさが残ります。

セキュリティの脆弱性が残っているため、情報漏洩の危険性がある

アップデートでは、主にこちらの修正が多いです。

なぜ頻繁にアップデートがされているのでしょうか。

WordPress は多くのサイトで使用されているため、

・セキュリティの穴を狙って、個人情報を抜きとる

・サイト自体を破壊して、企業の信頼を損ねる

といった行為をしようという、悪意をもった人の標的になりやすい側面があります。

その脆弱性を常に修正し、塞いでいくためにアップデートをしています。

つまり、アップデートをしないことで、この穴を開けたままにしてしまい、ハッカーなどの悪意ある人に狙われてしまうことになります。

WordPress をアップデートできない・しない原因

では、なぜ WordPress をアップデートできない・しない状況になってしまうのでしょうか。

大きな原因としては「そもそもやり方がわからない」といったことや「アップデートできない理由」があるのではないでしょうか。

アップデートのやり方がわからない

アップデート自体の操作はそこまで複雑ではありません。

しかし、事前にやるべきことやアップデート後の検証が必要になることが多いため、専門の技術者がいないと対応できない部分があります。

また、もし失敗してしまうと、最悪の場合サイトが表示できなくなってしまうこともあるため、慎重になった結果、そのまま放置されている場合があります。

アップデートすると使えない機能(プラグイン)がある

「アップデートの必要性も方法もわかっているができない」といった場合は、こちらの理由が多いようです。

つまり、したくてもできない状況です。

主な原因は「プラグインの対応状況」ではないでしょうか。

パソコンやスマートフォンでも、OS のアップデートがあると対応していないソフトウエアやアプリが使えなくなります。

それと同じように、WordPress がアップデートすると、使用していたプラグインが使えなくなることがあります。

頻繁にプラグインの開発元が対応していれば問題ありませんが、対応していないプラグインも多い上、どのプラグインがどこまで対応しているかといった情報を WordPress の管理担当者がまとめていないと対応は難しいでしょう。

サーバーが新しいバージョンに対応していない

WordPressを導入しているサーバーが、新しいバージョンの WordPress に対応していない場合もアップデートはできません。

サーバーの必要要件は WordPress のサイトに記載されています。

例)WordPress6.0.3 の場合

PHP バージョン7.4以上、MySQL バージョン5.7または MariaDB バージョン10.3以上のサーバーを推奨しています。

PHP やデータベースのバージョンが要件を満たさない場合、アップデートもしくはサーバの管理者またはサービス提供元に問い合わせて対応する必要があります。

WordPress を正しくアップデートするために必要なこと

WordPress をアップデートをしようと思った時にはどんなことが必要なのでしょうか?

もちろん、環境やサイトの管理方法によって作業は変わってきますが、ここでは基本的にすべきこと2つを挙げます。

アップデートしても問題ないか確認する

WordPress をアップデートをしたあと、サイトに表示の崩れや動作の不具合がでているかを確認します。

まずは前述の通り、プラグイン周りが WordPress の新しいバージョンに対応しているかを確認します。

アップデートの発表後すぐには対応していないプラグインでも、後日対応のアナウンスを出している場合もありますので、提供元で情報収集をしましょう。

その他アップデートのリリースノートを見て、自社に関連がありそうな項目があればそちらもチェックが必要です。

アップデートの前にバックアップを取っておく

どんなに入念にアップデートの作業を行なっても、失敗してしまう場合やアップデートそのものの不具合などで、サイトがうまく表示できなくなってしまう場合があります。

その際にバックアップがあれば、アップデート前の状態に戻せるため、バックアップは必ず取るようにしましょう。

バックアップはサーバの提供元がサービスとして用意しているものがあれば、そちらを使う方が簡単で確実です。

もし、そうしたサービスがなければ WordPress のプラグインでバックアップが取れるものもあるため、そちらを導入してもよいでしょう。

専門の管理者が作業を担当することが望ましい

紹介してきた作業を含めて、多くの手順や注意すべきことがあるため、WordPress の管理やアップデートは担当者を選定し、任せられる人材が行なうのが望ましいです。

エンジニアであればベストですが、複雑な構築でなければ、ある程度の知識がある・今から勉強するといった方でも対応できます。

担当者がいない・どうすればいいかわからない時は専門業者に依頼しよう

WordPress の担当者が不在で WordPress の仕様や管理・メンテナンス・アップデート方法などがわからない場合などは、管理も含めて専門の業者に依頼するのも一つの方法です。

例えば、当社の場合は WordPress の構築や管理はもちろんのこと、すでにある WordPress の問題点の検証やサーバの移行作業など、WordPress に関わるあらゆることをお受けしてきた実績があります。

お問い合わせいただければ、専門のスタッフがお客様のニーズをヒアリングさせていただき、ご希望に応えられる提案をさせていただきますので、右下のチャットボタンからお問い合わせください。

詳しくは「Laboworks サービスページ」よりご覧ください。

https://labworks.digitalcube.jp/services/

また、WordPress 専用のフルマネージドホスティング「Amimoto」も提供しています。特徴は「Amimoto の特徴ページ」よりご覧ください。